2018.08.05号プラスチックごみとポリ袋
2018.08.05
平成30年8月5日号
現在の読者数・18,921人
ご愛読ありがとうございます!
プラスチックごみとポリ袋
前回の続きで、世界中で問題となっているプラスチックごみの件ですが、かつては、業界内で、生分解性プラスチックが話題になったことがありました。
トウモロコシなど生物資源から作られるプラスチックで、微生物により、水と二酸化炭素に分解されるというものです。
将来、ゴミとして残らないポリ袋ということで期待されましたが、ほとんど使われることがなく、今日に至っています。
理由は、
・価格が数倍ほど高い
・耐久性に劣る
・品質保証ができない
などです。
特にいずれ分解されるという性質上、袋としての品質保証が機能の面でも、期間の面でもできません。
事実上、包装資材としての機能を果たせないわけです。
また、近頃では、生分解性プラスチックを30パーセント混合している場合などもありますが、残りの70パーセントの部分は通常のポリ袋と変わらないため、結局廃棄されることになります。
プラスチックは大変便利なものですが、今も有効な代替品が少ないのが現状です。
夏休みのお知らせ
平成30年8月10日~16日の期間を夏季休業としてお休みさせていただきます。
製造、出荷、お問い合わせなど全業務の休業となります。
◇「いつか使える」情報のコーナー
「納豆菌」について
自然界に存在する納豆菌の一種として、ポリエチレンを分解する菌が見つかっている。
※ウイキペディアより引用
▼編集後記
暑い夏です。
福井県でも、先日気温が39度になりました。
弊社のエアコンもあまりの暑さに故障し、次々に修理されたり、入れ替えられたりしています。
体調管理の難しい夏ですね。