ピンホールとは、針で穴を開けたような小さな穴が空いてしまう現象です。
袋の外側から圧力がかかってピンホールが発生してしまう場合もあれば、袋の内側から突き破れてしまう場合もあります。

ピンホールが発生しやすい事例

・包装する内容物が鋭利なものである場合
・包装する内容物が固形物や冷凍品等で、袋同士が接触しやすい場合
・輸送等によって袋同士の表面擦れが発生する場合(摩擦ピンホール)
・袋を折り曲げて使用する場合(屈曲ピンホール)
・使用する袋の厚さが不足している場合
・使用する袋が突き刺し強度に強くない素材である場合
・フィルム製膜時に、コシが柔らかくなる方法で製造している場合
・フィルム貼り合わせに、コシが柔らかくなる方法で製造している場合
・脱気包装や真空包装時の吸引が強くなり過ぎてしまった場合(チャンバー式脱気シーラーの方が内圧はかかりやすい)

ピンホール対策品を選ぶ際の注意点

製品を選定する際には、「ピンホールが発生した原因は何か」を正しく分析しなければ課題解決に至らない可能性が高く、包装資材の選定には注意が必要です。

例えば、突き刺し強度に優れた代表的な製品としては、例えばNYPE素材がよく使用されています。しかし、実はNYPEフィルムの製造方法等によっても、袋の性質や強度が大きく変わってしまうのですが、記載されている表現方法や、見た目だけではわからないケースも多いです。

また、上記の事例の中には、実はNYPEでない袋を選定するほうが良い場合もあります。

まとめ

ピンホールが起きてしまうと、真空包装をしていても徐々に空気が入ってきてしまい真空状態が解かれてしまいます。また、液体包装した場合、水漏れの要因になってしまう不具合に繋がります。
内容物を守るために、適切なフィルムと、適切な加工条件で製造された袋製品をお使い頂くことが重要ですので、ピンホールにお悩みの際は袋の選定にご注意ください。

※弊社では、お困りごとの背景等を丁寧に確認させて頂き、適切な課題解決をサポートさせて頂いております。選び方がわからない場合も、ご質問頂けますと幸いです。

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