労働保険料とは!?(塚崎)
2021.07.20
こんにちは!
いきなりですが、皆さんは夏になると無性に観たくなる映画はありますでしょうか。
ちなみに、塚崎ランキング1位の映画は『サマーウォーズ』です!
先日、細田守監督最新作の『竜とそばかすの姫』を目当てに映画館まで行ってきました。
普段は映画館へ行くことは少ないのですが、
久しぶりに大きなスクリーンで観るとあまりの迫力に大興奮でした!
この作品を少しでも気になっている方がいましたら、
ぜひ映画館へ足を運ぶことをオススメします!
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このブログでは、経理・人事・労務関係の本を読んだ感想などを発信していきます。
社長が大の読書家ということもあり、弊社には何百冊という本がありますので、
題材には困らないと思います!
今回読んだ内容は『基本と実務がよくわかる 小さな会社の給与計算と社会保険
青木 茂人・今 和弘 著』の中から、『第5章 雇用保険と労災保険の実務』です。
この中から労働保険料の申告と納付について紹介したいと思います!
労働保険とは、従業員の労働上の災害補償や、従業員の就業促進、
能力開発などをバックアップする保険です。
従業員を1人でも雇用していれば、その事業所は業種や規模などを問わず、
適用事業となります。
また、労働保険料とは、労災保険料と雇用保険料を合わせたものを指します。
毎月納付する社会保険料と違い、労働保険料は原則として1年に1度申告・納付します。
労災保険料と雇用保険料の計算方法は以下になります。
・賃金総額×労災保険率=労災保険料
・賃金総額×雇用保険率=雇用保険料
労働保険料の保険年度は4月1日から翌年3月31日までの1年間です。
4月になり年度が変われば、前年度に実際に従業員に支払った賃金総額に
保険料率を乗じて保険料を算出します。
これを確定保険料といい、この額を毎年6月1日から7月10日の間に申告します。
ただし、申告するのは前年度の確定保険料だけではありません。
当年度で支払うと見込まれる保険料を、確定保険料をもとに概算で算出し、
前もって申告・納付しておく必要があります。
この保険料を概算保険料といい、同時に確定保険料と前年に収めた
概算保険料との差額を精算します。
労働保険料の申告・納付の手続きでは、この作業を毎年繰り返すことになります。
これを年度更新といいます。
前年度の概算保険料が確定保険料に不足していた場合は、
不足分を本年度に申告・納付する概算保険料に加算します。
反対に、前年度の概算保険料が超過していた場合は、
納付する概算保険料からその分を減算します。
この章を読んだ感想として、労働保険は労働上のリスクを保障する社会保険ですので、
何かあったときに自分の身を守るためにもしっかり納めようと思いました!
また、知らないまま納めるよりも、
知識として知っていた方が納め甲斐もありそうだと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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参考文献
青木 茂人・今 和弘(著)基本と実務がよくわかる 小さな会社の給与計算と社会保険
株式会社ナツメ社 pp157-pp172