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どうやら静電気を防止する袋があるらしい

2020.09.02

ビニールの厚み

こんにちは!
新しく買った製品に包装されているプラスチックのフィルムを破いたら、フィルムが手にくっついてなかなか離れない経験をしたことのある安孫子です。

この現象は、
よく子供の頃に、プラスチックの下敷きで頭をこすって髪の毛を立たせていたあれと同じです。

あれの正体が静電気ということは、みなさんご存知かと思いますが、
静電気によって引火することがあることをご存知でしょうか?

引火した例として、2つ取り上げます。
「溶剤を含んだ粉末をゴミ袋に投入したところ、粉末とゴミ袋が接触した際に発生した静電気により引火」

「引火性のある液体をふき取ったウエス(布巾)を大量にゴミ袋に廃棄。引火性ガスが充満した状態となっていたのこのゴミ袋を持ち上げようとした際、フィルム同士が摩擦されて発生した静電気により引火した」

など、溶剤や粉末を扱う化学工場や引火性の高い物を取り扱う工場で、ゴミ袋から火災が起きました。

原因は、引火性の高い物質をゴミ袋に入れていて、摩擦や衝撃があった時に静電気が発生し、引火したというものでした。

引火しないための方法としては、引火性の高い物質の取り扱いを十分に気をつけることや金属製のゴミ袋を使用し、静電気対策を行うことがあげられます。

忘れがちなのが、金属のゴミ箱を利用していてもゴミ袋が一般的なポリ袋だと意味がないということです。一般的なゴミ袋は絶縁体なので、静電気を流さずにどんどん帯電してしまいます。ですので、帯電を防止する帯電防止袋を使用することが必要です。

帯電防止袋は、電子部品や半導体などの内容物が、静電気から受ける影響を防ぐためによく使われます。
静電気の帯電を防ぐことができるので、静電気による引火も防ぐことができます。

引火性のあるものを扱う工場では、安全のために帯電防止袋を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:ゴミ袋の静電気で引火!?

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