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ポリ袋のシール技術の重要性(澤崎)

2021.11.19

こんにちは!

豊ファインパック営業部の澤崎です!

先日、袋を自分でシール(熱溶着でフィルムを袋状にすること)をしてみる
という経験をしました!

足踏みシーラーを使って手加工でシールをしたのですが、
シーラーを抑える力加減やシーラー部の温度、シール時間によって
シールの状態が変わることが分かりました。

私の場合、約10秒間、力強くシーラー部を押さえてしまったことで
袋に熱が当たりすぎてしまい、フィルムの「縮み」の発生や、
シール部分を境に「エッジ切れ」が生じてしまいました。

…これはさすがにひどいですね。(笑)

【上手くシールができていないと困ること】
・内容物が漏れ出てしまう
・見栄えが悪い

【原因として考えられるもの】
・シーラーを抑える力が弱すぎる/シーラーの温度が低すぎる/シール時間が短すぎる
  ⇒シールが甘くなる。
・シーラーを抑える力が強すぎる/シーラーの温度が高すぎる/シール時間が長すぎる
  ⇒「エッジ切れ」が発生し、シール強度が弱くなる。
    高熱によりフィルムが伸びて見栄えが悪くなる。
・静電気の発生で、シール部分にゴミ・ほこり等の異物付着が生じる。
  ⇒シールが甘くなる。

このように、袋だけでなくシールに関しても適切に管理を行っていないと
内容物の漏れや異物付着といった問題が発生する可能性があるのです!

下の写真は、弊社の製袋機でシールを行ったものです。

私の手加工のものと比べてシールの質の差は歴然ですね!

シールとはただ熱を加えるだけでなく、
「適切な温度」「適切な時間」「適切な圧力」「静電気対策」
これらを管理しなければきれいなシールを行うことはできません。

袋の中の大切なものを守るために
「シール」にも気を付けなければなりませんね。

〈編集後記〉
豊ファインパックに入社当時、
袋の口を熱溶着することを「シールする」と表現することを知らず、
「シール」=「ステッカー」だと思っていました。
そのため先輩社員が何を言っているのか分からず、戸惑ったことを思い出しました。
調べてみると「シール(seal)」は英語で「密閉する」という意味があり、
だから「袋をシールする」と表現するのだと分かりスッキリしました。

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