クリーン袋の特徴について
CLEAN BAG
目次
クリーン袋の特徴
- クリーンルームでの製造のため、発塵や異物が少ない
- クリーンルームへの持ち込みや使用が可能
クリーンルームのクラスとは
清浄度は、クラス〇〇で表すことが多く、アメリカ連邦規格Fed. Std. 209Dで定められており、空気1ft3(立方フィート)中に、粒子径0.5μm(ミクロン)以上の粒子が、いくつあるのかを示した度合いです。
クラス100とはこの粒子数が1ft3あたり100個以下であることを示しております。
通常の製造環境を「一般環境」というのに対し、クリーンルームは「クラス100,000」や「クラス100」と表し、数字が小さいほどクリーンな環境という意味になります。
また、他にもクリーンさを表す規格としてJISやISOもあります。
包装資材の選び方
この袋の用途例としましては、半導体部品・電子デバイス等の包装、医薬品メーカー向けの薬品保管用や包装用、各原料製造業の主原料のパウダー保管、部品洗浄後の包装、クリーンウェア、クロス等のクリーンルーム関連製品の包装などがございます。用途に合った包装資材からお問合せくださいませ。
商品 | 小ロット対応 | 製膜環境 | 製袋環境 | 内面クリーン度 |
---|---|---|---|---|
クリーンポリ袋 | ○ | 一般 | クリーンブース クラス1,000 | ◎ |
半永久帯電防止クリーンポリ袋 | ○ | 一般 | クリーンブース クラス1,000 | ○ |
クリーンナイロンポリ袋 | ○ | 一般 | クリーンブース クラス1,000 | ◎ |
クリーンルーム用帯電防止ポリ袋 | ◎ | 一般 | クリーンブース クラス1,000 | ○ |
半永久帯電防止ナイロンクリーンポリ袋 | ○ | 一般 | クリーンブース クラス1,000 | ○ |
角底袋(オーダー) | ◎ | クラス100,000 | クラス100,000 | ○ |
表を見ても決められない方は・・・
添加剤不使用のポリ袋→クリーンポリ袋
粉末や精密機器の包装なら→半永久帯電防止クリーンポリ袋
真空包装対応なら→クリーンナイロンポリ袋
小ロットの規格品あり→クリーンルーム用帯電防止ポリ袋
帯電防止かつ真空包装対応→半永久帯電防止ナイロンクリーンポリ袋
カバーの用途に→角底袋(オーダー)
クリーンルーム対応袋の注意点
クラス管理されている袋は、汎用の袋と比べ高価となります。
お客様に適切な清浄度クラスでの仕様でご提案いたしますので、お問い合わせの際には、求められる清浄度クラスやご使用の環境、内容物や梱包形態等をあわせてお問い合わせ頂けますと幸いです。