ポリプロピレン袋の特徴

2025.05.20

1) ポリプロピレン袋の特徴

プラスチックフィルムの袋について、
一般的には「ポリ袋」、「ビニール袋」などと
総称されることが多いのですが、
実際には、原材料の素材が
「ポリエチレン(PE)」、
「ポリプロピレン(PP)」、
「ポリ塩化ビニル(PVC)」
などに分かれます。

さらに、これらのフィルムに
「ナイロン」や「アルミ箔」、
「PETフィルム」などを貼り合わせた
袋などもあるので、プラスチックフィルムの
包装資材は求められる特性によって変わります。

今回はその中でも「ポリプロピレン(PP)」の
特徴についてご紹介します。

・OPP袋 (Oriented Polypropylene – 二軸延伸ポリプロピレン)
透明度と光沢が非常に高い
パリッとしたコシのある質感
印刷適性に優れ、美しい仕上がりになる
防湿性が高い
引っ張り強度には強いが、引き裂きに弱い
耐寒性は比較的低い
ヒートシール性がやや低い

用途例:
お菓子、雑貨、衣料品などの包装、
ダイレクトメールの封筒、花のラッピング、
ケーキフィルムなど、内容物を美しく見せたい用途に使われます。

・CPP袋 (Cast Polypropylene – 無延伸ポリプロピレン)
OPP袋に比べると透明度はやや劣るが、ある程度の透明感はある
柔らかく、裂けにくい
引っ張ると伸びる
耐水性、耐油性が高い
ヒートシール性が比較的良い
低温下では耐久性が低下する傾向がある

用途例:
生鮮食品、お弁当、冷凍食品の包装、
ダイレクトメールの封筒、ブックカバーなど、
強度や柔軟性を重視する用途に使われます。

・IPP袋 (Inflation Polypropylene – インフレ無延伸ポリプロピレン)
透明度が高い
引っ張り強度がある
表面が滑りやすく、物を入れやすい
常温での強度は優れているが、耐寒性は低い
主にチューブ状で製造される

用途例:
食パンの袋、クリアブックの中袋、カレンダー用の袋などに使われます。

ポリプロピレン袋全体の一般的な特徴

利点:
比較的安価に製造できる
耐水性がある
無臭で衛生的
電気を通さない(絶縁性)
印刷がしやすい
欠点:
耐候性が低く、紫外線に弱い
種類によっては低温で強度が低下する

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2) フィリピン事業所閉鎖のお知らせ

当社のフィリピン事業所ですが、
10年の稼働を続けて参りましたが、
諸事情により閉鎖することとなりました。

すでに、工場の稼働は
2025年3月31日をもって終了しており、
現在は現地の官公庁の指導のもと
閉鎖手続きを行っております。

豊ファインパック
公式採用Instagram

豊ファインパック株式会社では、
「カーボンオフセット型私募債」
という仕組みを活用し、
地域の脱炭素に取り組んでいます。

そこで当社から「カーボンオフセット袋」と
名付けた「サスティナブルなポリ袋」を
販売開始致しております。

※1 カーボンオフセットとは、
自身で削減しきれないCO2 排出量を、
他の場所で実現したCO2排出削減分
(クレジット)を購入することで
埋め合わせすることをいいます。

※2 カーボンクレジット
CO2排出削減量やCO2吸収量を売買できる仕組み。

◇クリエーター募集のお知らせ

豊ファインパックでは、
ショートPR動画(30秒〜60秒)を
作成してくださるクリエイターを
採用募集しています。

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◇「いつか使える」情報のコーナー

「鯖街道」
現在の福井県嶺南から
京都を結んだ街道すべてを鯖街道とよぶ

※ウイキペディアより引用

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▼編集後記

フィリピン事業所を閉鎖することになりました。
お世話になった皆様、ありがとうございました。

稼働期間の10年間で、
現地の事情も大きく変わり、
特に外国企業への対応が
変わってきたことも影響を受けました。

ご意見お待ちしています

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